「ひろば」開設に向けてこれまで計画を立ててきました。
古い物件なので建物の安全性も考えて、フューチャーやシッポファーレのメンバー、サポートスタッフともたくさん話し合ってきました。
「大きな地震が来たら古い建物だと怖い」「せっかく開設してもすぐに災害でつぶれたら意味がない」「お金をケチって人が死んでしまったら取り返しがつかない」etc
どれも大事な意見でした。
その費用は?と考えて大阪市の「空家利活用補助金」の申請に踏み切りました。そして、幸運なことに補助金利用の条件に当てはまったのです。
一つには物件が古く空家だった期間が長かったこと。二つには施設として開設するだけではなくフューチャーやシッポファーレという当事者団体(任意で地域に資する活動)も同時に使う場所であることという条件でした。
しかし、補助金を得るためには補助金の要件をクリアするだけのリフォームも行わなければならないという更なるハードルも課されました。
大阪市の基準である耐震性1.0以上をクリアする←建築に詳しくないのでこの表現で良いか分かりませんが(;´∀`)リフォームをしないといけなくなりました。
おまけに自分たちのペースで工事を始めて良いわけではないということにもなりました。
補助金を出す大阪市の審査を一つ一つクリアし書類を提出し、許可が下りてから工事着工という段階を踏まないといけないわけです。
大阪市の提示する耐震性1.0をクリアするため、根本からの工事が必要となったところにコロナや社会情勢も重なって工事費は跳ね上がりました。。
少しでも建築費用を抑えるため、自分たちでDIYできる部分を増やして対応しますが、それでもリフォーム費用は1880万円と言われてしまいました(>_<)
大阪市からは補助金400万円が出る見込みです。
建築士さんも何度も書類を書き換えたり、リフォーム案を新しくしてくださって大阪市に書類を提出して交渉・・・を繰り返してくださっています。
そうしたやり取りと大阪市からの許可が下りるまで工事ができない関係もあり、当初7月頃には開設できそうと見込んでいた「ひろば」でしたが、6月に入った今でも工事着工ができていません。
今は、リフォーム案を作成しながら複雑な補助金申請手続きをしていただいている建築士さんと打ち合わせを重ねて10月くらいに開設する見込みで動いています!!
たとえ開設時期がずれ込んだとしても、耐震性を上げて安全に楽しく「ひろば」を使いたいですね。
本来であれば今頃にはリフォームやDIYの様子などをご紹介できていたと思うのですが、こうした事情も重なりずれ込んでしまいました。
工事着工しましたら、必ず報告いたしますのでどうぞよろしくお願い致します。